梅の生存戦略とうぐいす初鳴き

今日は啓蟄。
昨日も今日も香川は暖か。
今週は20℃超えの予報も。

梅畑の梅は8割くらい咲いていて、いい香りを放ってます。
花が終わるとそこに実ができるのが普通ですが、これだけの花の数だけ実がなるわけではない
というのをご存知ですか?

NHKの「植物の生存戦略 話す人山田孝之」という番組で
梅の花には偽物がある
というのをやっていました。
偽物というのは、実がならない花のことを言っていて、
実がなる花は7分の1(だったかな?)
例えば、↑この花は偽物
偽物って、なんか嫌な表現ですね。
実がならない花です。
実がならない花というのは、めしべのない花なんです。
↑の花、花の真ん中にたくさんあるのはおしべで、真ん中にあるはずのめしべがないんです。(ないですよね?ちょっと紛らわしくて写真が間違ってたらすみません)
↓次の花はめしべのある実がなる花です。
たくさんあるおしべの真ん中に黄緑色した一本がめしべです。
↓この花もめしべありです。
↓これはないですよね。
なんでこんなことになってるかというと、梅の実は大きいので、花の数だけ実がなると木に負担がかかるけど、かといって、花が少しだと、ミツバチや鳥が来てくれないので、賑やかしとして花がたくさんあるというような話でした。

ちなみに、梅の種を運ぶのは鳥ではなくイノシシだそうです。
遠くまで種を運んでくれるから。
番組で言ってたかどうか忘れましたが、梅って同じ種類だけでは実がならないから、親元で種を落とすのではなく、遠くで種が落ちた方が実がなる確率が高いからなのかな。

うちの梅畑の近くまではイノシシ出没情報あって、一度、イノシシかもという土の掘り起こしがありました。
でももぐらの土のもこもこがたくさんあるので、それももぐらだったかもしれません。

梅の花粉を運んでくれるのはミツバチや鳥ですが、
「梅にうぐいす」って言うけど、うぐいすは梅の木には来ないと思うんですよね。

梅の木によくいるきれいな黄緑色の鳥はメジロです。
うぐいすは、あんなに鮮やかな色じゃなくて、うぐいす色なんですよね(笑)
うちの庭の梅の木にもたくさんメジロが来てます。(梅畑でメジロをまだ目撃はしてないけど、多分来てくれてるはず)

うぐいすって、警戒心強いから、なかなか姿を見せないようです。
うちの庭にもうぐいすがいますが、鳴き声だけで姿は見えません。

昨日、庭でうぐいすの初鳴き聴きました。

↓うちの庭のうぐいすの鳴き声の動画ですが、動画貼り付けできるのかどうか?
聞けなかったらごめんなさい。
毎年この木の中にいて、昨日はまだ練習中であまり上手じゃないけど、すごく大きな声で鳴いてました。
賑やかな春です。

ぼくらの農園

東京から香川へ移住し2017年未経験から農業を始めました。農薬不使用、化学肥料不使用で、自分たちが食べて安心なお米と野菜を作ってます。