梅しごと〜梅シロップの作り方〜

無肥料無農薬で育てている梅を収穫しました。

梅を育てる前から、はじめて梅酒を漬けた梅しごとからは20年以上経つと思います。

ダンナサンは甘いお酒は飲まないし、私は梅酒が好きですが、最近はほとんどアルコール飲まないので、梅酒を漬けるのは何年かに一回。

農業を始めてからは、夏の仕事終わりに梅ジュースを炭酸で割って飲む事が多くなったので、梅シロップを多めに作るようになりました。

今年は梅シロップを自家製の梅で3キロ、ダンナサンの実家で昨年からは農薬を使わず育ててもらってる梅で1キロ漬けました。

自家製の梅は甜菜糖で、実家の梅はきび砂糖で漬けました。
梅酒も梅シロップも氷砂糖で漬ける人が多いと思いますし、私も以前は氷砂糖で漬けてましたが、昨年、甜菜糖で漬けたのが氷砂糖のと比べて、甘さにまるみがあるというか、甘ったるくなく深みもあり美味しかったので(微妙な差だと思いますが)、今年もやってみました。
きび砂糖で漬けるのは初めてです。

梅シロップは梅しごとの中でも一番簡単ですが、分量を含め作り方を備忘録として書いておきます。

梅は熟していない青いのを選びます。
全部で4キロ漬けますが最終的に瓶に入れる都合があるので、私は1キロずつ作業します。


★準備したもの
・青梅
自家製3キロ、実家の梅1キロ
・砂糖
自家製梅用 甜菜糖2.4キロ 実家の梅用 きび砂糖750g
(梅1キロに対して砂糖800gで作ってますが、きび砂糖は1袋750gだったので、750gで漬けました)
・ホワイトリカー(消毒用に少量)
・瓶(大きさについては下の記事に書いてます)
・ジップロック

★作り方
①竹串でなり口をとる。
なり口というのは、おへそのような凹んだところにある黒いヘタのようなものです。
竹串でぽろっととれます。

②梅を水でよく洗う。
③水気をとる。
私は、キッチンペーパーでひとつひとつふいてます。

④ホワイトリカーを梅にまぶすようにして梅を消毒して、少し置いて乾かす。

⑤1キロずつジップロックに入れて凍らす。

凍らさずに竹串で傷をつけてすぐに漬ける方法もありますが(『海街dialy』の姉妹たちがやってたやつです!映画で観た年は私も竹串で名前の文字をつけました笑)瓶の準備ができていない時や、すぐに処理しないといけない熟した梅がある時など、青梅をとりあえず凍らしておけば時間稼ぎができるので、そうしています。
ジップロックのLサイズで1キロがちょうど並べて入ります。

凍るとこんな感じ。
⑥瓶を用意する。
瓶の大きさは、梅シロップの場合、1キロの梅で2リットル以上の物が必要です。
2リットルだと梅の大きさによって入らない時があったような気がして、私は3リットル以上の瓶にしてます。(梅の重さの2.5倍以上あれば大丈夫だと思います)
梅酒の場合は、焼酎などアルコールの分量も入るので4〜5リットルは必要かもしれません。

⑦よく洗った瓶をホワイトリカーを浸したキッチンペーパーでふいて消毒する。

熱湯で煮沸消毒の方法もありますが、大きな瓶が入るお鍋もないし、瓶に熱湯かけると割れることもあるので、アルコール消毒が簡単です。
瓶の口や外側、蓋も消毒します。

⑧砂糖と梅を交互に瓶に入れる。
(氷砂糖の場合は交互でいいですが、甜菜糖やきび砂糖のような細かい砂糖の場合は、どうせ落ちていくので、梅が隠れるように上からかける砂糖を多めにした方がいいです。)

梅酒の作り方もこんな感じで上から焼酎などアルコールを注ぐ感じです。砂糖はもう少し少なめにしてたかな。

で、
今年の梅シロップ作り完了!
写真左から、きび砂糖で漬けた実家の梅、甜菜糖で漬けた自家製梅1キロ、甜菜糖で漬けた自家製梅2キロ

瓶の大きさは左から多分4リットル(漬ける時には確認したけど忘れてしまいました)、3リットル、5リットル
なので、やはり梅の重さの2.5倍あれば余裕があります。

真ん中の瓶の梅が、上からかける砂糖が少なくて梅が上から飛び出てしまいました。

が、

1日置くと凍っていた梅の水分が出てくるので、瓶ごと優しくゆすると梅に砂糖がからまります。
他の瓶も毎日やさしく揺すって梅に砂糖をからませて、早めに溶かすようにします。

梅シロップは、水や炭酸水で割って飲んだり、やったことないけど、多分ゼリーにしたりかき氷のシロップにしたり、色々使えると思います。

我が家は梅ソーダーのみ。
美味しいのです!
⬇︎写真は昨年のもの。

ぼくらの農園

東京から香川へ移住し2017年未経験から農業を始めました。農薬不使用、化学肥料不使用で、自分たちが食べて安心なお米と野菜を作ってます。